The Illusion of Foxy Cosmic Girls, named "The Memory of Primeval Earth"

 

黒須氏のオリジナル作品第２弾は、"The Memory of Primeval Earth"(太古の記憶)です。

遠くに見えるのは確かにアンコールワットなのですが、なぜか海に浮かんでいます。
･･･ということは、いつか未来に海面上昇によってアンコールワットも海に沈んでいくのでしょうか？
そして、アンモナイトの化身のようなCosmic Girlsが波打ち際からこちらに歩いてきます。　
南の島での白昼夢のような光景です。
見る者は、暗い森の中から、見てはならぬものを見てしまったかのような気持ちになり、時間が止まってしまうのです。

タコリンはこの作品を見て、思わずポール･デルヴォーを連想してしまいました。　彼の作品"The Village of the Mermaids"（シレーヌの村）も無表情な女性が繰り返されるように配置され、白昼夢のようなシュールなイメージを作り上げています。