これは、すごい、すごすぎる。。。 なにがすごいって、あのアングルの名作である"泉"が持つ、妖艶でありながら淫らにならず、かと言って、隠喩的なエロチックさも兼ね備えた複雑な魅力を、さらに増幅させたかのような、意欲作です。
またも、やってくれました、黒須氏。
アングルの"泉"といえば、中学か高校の美術の教科書に小さな図版が載っていて、それを美術好きのタコリンが見たとたん、その描かれたヌードの妙なエロチックさに思春期の脳髄をノックアウトされたような記憶があります。
それ以来、アングルに目をつけたタコリンは、その作品を軒並み美術全集で見て回りますが、他にヌードはたくさんあるものの、どれも表現が妙に露骨でいやらしく、やはりこの"泉"が一番象徴的で気高く描かれたヌードの原体験となってしまいました。
"Source Beauty"と題されたこの作品は、その忘れ難き記憶に追い打ちをかけるように見事に、そのセックスアピールをよみがえらせてくれました。
例の、"Foxy Cosmic Girls"風の顔立ちは、この原画の場合は端正な顔立ちなので、なんの違和感もなく、その美しさと表情を増幅させているようです。 そして、そのボディスタイルは、巧みなデフォルメでずいぶんセクシーに変身しているようです。
そして、注目はその足元。 原画は裸足なんですが、なんとキュートな靴を履いています! タコリンはその真意を確かめてみました。 氏はこう打ち明けてくれました・・・「レタッチを進めるうちに、原画の足元が妙に野性的で無骨に見えてきたのです。 これではアレンジした場合の全体のバランスを崩しかねないので、調和させるように靴を履かせてみました」
これは、タコリンにとって、またもヌードの新しいイメージ原体験としてのインパクトがありありの強烈な作品です。
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