有名な俵屋宗達の傑作屏風である『風神雷神図屏風』にセクシーなモダンガールが組み込まれて不思議なイメージを作り出しています。
これは、知人である黒須氏の作品"Series Foxy Cosmic Girls Number1:風神・雷神・愛神図屏風"です。
タコリンと非常に親交の深い黒須賛太氏は、"Foxy Cosmic Girls"シリーズとして、インパクトのあるコラージュ作品を生み出しています。
どこかで見たような、初めて出会うかのような・・・フィギュアのような、宇宙人のような、不思議な魅力を持ったセクシーガールが登場し、幻想的でありながらリアルなインパクトを持ったイメージを作り出しています。
今回ご紹介する、風神・雷神・愛神図屏風は、俵屋宗達の傑作をベースにしながら、普通は違和感が出るような、フィギュア風なモダンガールやアステカの遺跡である暦石を、計算された構図の中で巧みに構成しながら融合させた魅力作です。 何か、人知を超えた宇宙のパワーが伝わってきそうな印象です。
ちょうど、クラシック音楽を題材にしながら今風にアレンジしたジャズやロックのように、クラシック作品の不滅の魅力を今の時代にリボーンさせたポップアートだと思います。 逆に、このイメージに見慣れたら、原画の方が、何か間が抜けた感じがしちゃいます・・・宗達さん、失礼! そういえば、音楽の方も、原曲よりアレンジされたほうが人によって魅力的に聞こえる場合がありますもんね。
黒須氏は、こう言っています・・・
「私自身がインスピレーションを刺激されるクラシック名画を素材や舞台にして、そこにコズミックガールを投影することによってその名画の魅力を甦らせることができると思っています。 ですので、私自身と偉大な先人達との、このコラボレーションによって新しいイメージを作り上げ、見る人に元の名画の魅力を再認識してもらいたいのです。 とは言え、このコラボレーションはとても楽しく、私自身は偉大な名画と遊び戯れているのです」
・・・まさに、"IT Fusion Art"ではないでしょうか!? ※この場合のITとは、 Image Technologyであり、Information Technology、はたまたImagination Technology でもあります。
いったん、この独自の"Fantastic Cross Magic "に取り憑かれたら、その磁力に吸い寄せられたように虜になってしまいます。 タコリンもその一人なんですが・・・
黒須氏の許諾のもと、これからもどんどんその作品をご紹介していきたいと思います。
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