iPodに関しては、最初にデビューした時は、きわめて懐疑的だったのです。
当時は、すっかりMDに慣れ親しんでたから、シリコンオーディオ自体の存在が認めづらいモノだった。 わざわざパソコンに圧縮データを取り込んでプレーヤーに転送するということ自体がややこしい印象だったからです。
でも、出張に行くときなど、お気に入りのミニディスクをわんさか持って行くことに限界を感じ、ついに第2世代のiPodを買うことになってしまったのです。 まして、当時はMacを使っていなかったので、わざわざiPodのためにiBookをセットで買っちゃいました!
それから、iPod shuffleを買いましたが、音が良くなかったのと、表示画面のない不便さに、第1世代のnanoに買い換えました。 これは、そこそこ使い勝手は良かったものの、あまりの充電池の持ちの悪さに耐えきれなくなり、第2世代が出たら、すぐそれに買い換えました。 今度は、充電池もまともに持ち、音質も良くなっていたので、結構、愛用していました。
そして、この度の第3世代のnano登場。 デビュー前から、かなり期待してて、出たら必ず買おうと決めてたんですが、サイトで一目見て、すっかり落胆・・・「なんだ、この不格好なプロポーション!!」
今までのnanoの軽快でスマートな印象をぶち壊すほどの不細工なデザイン!? 縦長のガム型から、ずんぐりの煎餅型に。 こんな小さな画面でビデオをわざわざ見たくないのに、そのために少々大きくなった画面のために、どうしようもなくこうなったとしか思えないほどのデザイン。 あのアップルにしては無理やりではないのか!?
まして、質感も以前の裏ステンレスに戻り、せっかくのアルミ一体型のサイドがラウンドした持ちやすさが失われちゃった。
せっかく音楽専用の携帯音楽プレーヤーとして完成度の高さを誇ったnanoが見る影もない寂しさに、タコリンはレクイエムを奏でようと思いました。
そして、それまで持っていた4Gのシルバーを8Gのブラックに買い換えたのです。 いろんな店を回り歩いて、ようやく見つけた最後の在庫で、新しいnanoの4Gの値段で手に入れました。
意外だったのは、同じ第2世代でも、以前のモノとは音質もステレオの左右の拡がりも一皮むけたように良くなってるんですね。 愛用のSonyのイヤホンのEXモニターとも相性が良いみたい。 これまた必須のシリコンジャケットを着せた時の、渋いウォームグレイのカラーリングと操作しやすい触感も絶妙です。
容量も、日常使うには十分すぎるほどで、どこへ行くにも持って行く、タコリンのさらにお気に入りのアイテムに仲間入りをしました。
けれど、次回のnanoのモデルチェンジはどうなっちゃうんでしょうね?
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